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北川拓也

灘高校からハーバード(学部)に入った北川



Hui Wangのために

こんにちは。ここんところあまり自分のペースにもっていけてない北川です。

 今日の日記は自分への戒めであり、後になって読み返すためのものであります。

 三週間ほど前、中国からの留学生、僕の友達であったHui WangがNYで交通事故にあい、亡くなりました。
 
 
 
 

 人間というものはかくにもあっけなくいなくなってしまうものであったのかと、気づかされました。今まで自分のやりたいことの忙しさのために忘れていた友達の大切さ、また、その大切さというものは忙しい毎日だからこそわざわざ友達のために費やす時間に反映されるべきであることを気づかされたのです。そして最期はやはり人間性なんだなと。

 毎日こなす宿題に自分という人生の何が詰まっているわけではありません。じゃぁ自分の人生で本当に価値のあるもの、大切なものは何なのか。なぜ僕はそういったものに時間を費やさないのか。今日楽しむための今日が、明日のための今日になり、一年後のための今日になっていく。自分の人生がいつ終わってもおかしくないものだからこそ、そばにいる友達に優しい言葉をかけてあげる。こういった心の余裕を失う人生はもう一度考え直す必要がある。親しい友達だからこそ、近い友達だからこそ、時間をとってあげないとだめなんです。毎日顔をあわせるルームメイトだからこそ、調子が悪そうなときは、どうしたの、と一言声をかけてあげないとだめなんです。

 本当にべたで、情けないことですが、このことがあってから僕は一番親しい友達数人に簡単に連絡を取るようにしました。明日自分が、相手が死ぬかもしれない。自分が一番大切にしている人間だからこそちゃんと時間をとって、手間をかけて連絡を取りたい。

 また毎日会うそれほど仲良くない友達にも、「How are you? and who are you?」という気持ちでしっかりと向き合って話していきたいと思います。相手のことを気遣い、そして相手のことを知ろうとする。このことを僕は大切にしたい。

 Hui Wangを覚えていること、これが僕が彼に対してできる最後のことなんだと思います。そしてこの日記は僕自身への戒めです。

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コメント

コメント487. Hui's coworker|2006/11/28 13:05

こんにちは。はじめまして。私は大学でHuiとデスクが隣だった者で今でもそのせいか毎日やはり彼のことを思い出します。以前からこのホームページはチェックしていてすごいなあと思っていたのですが、最近、読んだら偶然にもHuiのことが出ていたので、、書き込みさせていただきます。亡くなるちょうど前の日には、moon cakeをくれたり、あとは、哲学の本をくれたり、本当に、talented, gifted, nice personでしたが非常に悲しいことでした。メモリアルサービスと葬式にも行きましたが、日本人の友達がいるとは知らなかったです。お葬式の次の日にご両親がいらして、本当に、悲しい一週間でした。あの週末もキャッツキルに登山に行くことを知っていたのでgood weekendといったのが最後でした。一期一会という意味では、北川さんにメッセージを出すことができたのもHuiのお陰だなあと思っています。何かの機会にHuiのことを話せて、少しでも何かできるといいですね。それじゃ。

コメント486. 陽介|MAIL|2006/11/08 08:44

初めまして、陽介といいます。
友人の死、大変悲しいことと思います。この日記から、私自信も友人の大切さを改めて認識させられました。友達への思いやり、毎日頭の片隅にでも覚えておきたいです。

話は変るのですが、自分は今カナダのとある町で英語の勉強をしている学生です。そして11月17,18,19と三日間、先輩に連れられてボストンに短いながらも行きます。ボストンで大きな就職セミナーが催されるんです。そこで、以前からこのブログを拝見し、できることなら北村さんと逢ってお話がしたいと思っていました。このボストン3日間が絶好、かつ唯一の機会だと思います。17、18日のどちらかにお会いしたいと思っているのですが、可能でしょうか?

この様にお願いするのは失礼と思いますが、ぜひともこの機会にお会いしたいのです。お返事をお待ちしています。

コメント485. azuURL|2006/11/05 02:17

北村君。お久しぶりです。
過去に、雑草魂とかぬかしてたazuです。お邪魔してます。

僕もこの年齢の割に人の死を多く見てきている人間だと思います。一人の親友を含め。それに加え、僕自身が鬱病に犯され死を選ぼうとした事すらあるからこそ、今回のブログが心にしみました。

人間。頭の良さとか、肩書きとか、評価とか…そんなん超えて俺は人が好きです。なかなかウマく生きていくことは難しいけど、たまに人を嫌いと思ってしまう事もあるけど、でもやっぱり俺は人がすきです。人である事、そして人とともに生きる事が、なによりも好きなんじゃないかって思っています。

友達。ベタで、ありふれた言い方ですが、本当に人生の宝だと思っています。そしてこういうブログという形を通した出会いも含め、人生は縁があるから面白い。そう思います。

絶対忘れないと心に誓った俺の生き方に対する哲学。少し薄れていたような気がします。思い出させてくれて、感謝しています。

ではまた。

コメント484. CRNAURL|2006/11/04 01:59

はじめまして。住所はハーバードの傍のCRNAといいます。以前から読ませていただいていましたが、今回のこと共感しましたのでコメントさせてください。私の場合はお世話になった教授の突然の死を他の教授から先日聞いた事です。  もっと話せばよかった、もっと教授のオフィスに押しかければよかった、なんて後悔しても仕方がないんですけど、悔しいような悲しい気持ちです。私も1回一回の人との交わりを大切にしていこうと思いました。(よかったらリンクさせてくださいね。・・・といいつつ、リンク既にしてしまいました・・・。)

コメント483. ももURL|2006/10/28 17:00

ももです。

あ、ネットではこの名前なんです。
僕らと会ったちょっと前の出来事だったんだね。北川と一緒にいたのみ、まったく気がつかなかった。

Hui Wang 君は、以前、北川に「きづき」をくれたルームメイトの彼ですか??

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ハーバードブロガー:北川拓也
北川拓也
拓也がどうやってハーバードに入ったのか、そこにはコツがあったのか、そしてハーバードの生活とはどんなものなのか、などに焦点をあててブログを書きました。ハーバードに入るということはどういうことなのか、という精神的な面に重点を置きました。興味のある高校生はぜひとも読んでください!現在、僕は理論物理学者として勉強中。

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