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ハーバードビジネススクール(HBS)に受かるには?

ご無沙汰しております。Hiroです。

1週間に1度更新するはずが、相変わらずの宿題の山及び東京からのリクルーティング関係のイベントが目白押しとなり、更新が遅れておりました。ようやくサンクスギビングに入り一息つくかと思いきや、今日も初のfinalに向け同級生と会計学の復習を黙々とやる一日でした。。

さて、本日のトピックはずばり"ハーバードビジネススクール(HBS)に合格するには?”で行きたいと思います。毎年世界中から900人、その中で日本人は年にもよりますが近年平均10人強が合格しています。学校のBrochureにも合格者のバックグラウンド別の割合が書かれておりますが、今回は内部からみたHBSの欲しがっていると思われる人材像(あくまで私見)を結果論を中心にお伝えします。

まず業界の軸で切ってみると、圧倒的に多いのが投資銀行/コンサルティング/プライベートエクイティ(PE)出身者。90人のセクションメイトの中では実に35名を占めています。平均年齢が26歳と比較的他校より若い為か、会社の同期がそのままセクションメイトになっているケースもあり、比較的前職の経験が生かされる授業が多い秋学期に発言回数が圧倒的に多いのはこのグループです。PE出身者もそもそもは投資銀行/コンサルティングを2-3年経験しているケースが多いものの、最近では新卒でPEにストレートでアナリストとして入り、数年してHBSに入学するケースも出てきています。日本人合格者も年々の受験者層によると思われるますが、現実としてこの層が多いことは否定できません。この層を除くと後は2-3名の小グループがいくつか混在する形となり、セクションメイトでは消費財関係のマーケター(3名)/米軍出身者(3名)/NPO(3名)/ファミリービジネス(3名)/IT(3名)/Ph.D保持者(2名)/政府関係者(2名)/自動車メーカー(2名)/起業家(2名)と続き、比較的バランスの取れた形となっています。

次に国籍の軸で切るとアメリカ人を除き圧倒的に多いと思われるのが、インド系が推定30-40名、中国系(台湾含)が推定25名、わが日本勢は15名(米国長期滞在者含)、あとは韓国、ブラジル等(推定5-6名)などが続き、定義にもよりますが米国以外の出身者は少数派(感覚としてざっくり1割強のイメージ/*オフィシャルデータとは多少異なります)となっています。経済情勢を反映してかは不明ですが、この数年の傾向として日本人合格者は増加しています。

業種/国籍の軸で切ると大体日本人合格者のポートフォリオも予測できてくるのですが、ここで各国別にHBSが力を入れている研究分野というもう一つの軸が現れてきます。学校が始まってほぼ3ヶ月弱、すでにほぼ150ケースを終えた計算(HBSは講義なしの100%ケーススタディ)になるのですが、日本関連では圧倒的にオペレーション関係の授業(特に自動車)が多く、詳細は差し控えますがこの分野の人材は貴重な模様です。またビジネススクールながら実際のビジネス経験が少ない人間が多いHBSでは、やはり若い内から実戦経験を積ませる商社出身者がやはり毎年複数名入学しています。あとは近年学校が力を入れている分野としてはHealthcare, Social Enterpriseの分野があり、アメリカ人でこの分野の入学者が増加している模様です。また授業の特徴として授業中の発言点が約半分を占めるため、英語力の有無が成績に直結し、英語力に問題が無い帰国子女が多いのも日本人合格者の特徴となっています。(英語に関するトピックは次回)

以上からざっくりとしたプロファイルを予測し、毎年百数十名程度と予測される日本人受験者(私の勝手な予測です)の中から、TOEFL/GMATで確固たる英語力をアピールし、エッセイでHBSが望んでいるリーダーシップポテンシャルを存分にアピール。2-2.5倍程度(これも勝手予測です)の面接で英語力に問題が無いことを証明し同様のプロファイルのアプリカントとの差別化を図る、というのが一つの受験戦略となってくると思われます。そもそも自分がHBSの望むクライテリアに入っているのか、どこまでそれに近づけられるのか、自分の競争相手が一体誰なのか、まさに己を知り汝を知る作業が大変重要です。

長くなりましたが、以上入学して3ヶ月の感想です。勿論、受験時は何も考えておりませんでしたが、
日本人合格者を一人でも増やすべく、可能な範囲でHBSの姿をこれからもお伝えしていきますので、これからも応援宜しくお願いします。

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コメント

コメント659. いのまた|MAIL|2012/03/30 12:23

大変参考にさせていただきました。9月よりMEEIに留学するものです。2年間の研究留学後HBS受験を検討しています。一度現地でお会いできませんでしょうか?

コメント654. ふじ|2011/12/04 14:16

現在東大の学部4年です。
部活ばかりしていて成績が良くないのですが、
GPAはどの程度重要視されるのですか??

コメント578. ヒロ|MAIL|2008/02/07 00:50

コメントありがとうございます。HBSは今ノンプロフィットセクターの人材育成に力を入れており、カンファレンス等も盛んに開催されています。アメリカ人でも中国でHIV感染予防のプロジェクトを行っていたり、イスラム系の財団でアフリカでマイクロファイナンスのプロジェクトを進めていたクラスメートもいます。HBSは必ずしも企業利益を極大化する人材を育成しているわけではなく、Community全体を含めた利益を追求できるリーダーシップを育成する、というのがフォーカスにあるようです。NPOでも集めた資金をどう最適配分するか(ファイナンス)、途上国の人々にどう効率的にコンドームの認知度を高めるか(マーケティング)など、MBAでの教育を応用する範囲は広いようです。

コメント564. インジェラ|2007/12/29 23:50

NPOからHBSに来る人たちが気になります。。。
ビジネススクールとNPO??

お忙しいでしょうが更新楽しみにしています。

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プロフィール

ハーバードブロガー:桑島 浩彰
桑島 浩彰(くわじま ひろあき/Hiro)
1980年京都生まれ金沢育ち、北陸をこよなく愛する26歳。現在ハーバードビジネススクールにてMBA取得に向け格闘中。2003年東京大学経済学部卒業後、大手総合商社にて4年間コーヒー豆取引にて主にアジア・アフリカを担当。私費留学。出身地及び商社勤務中の経験から、国内外の経済格差解消を生涯の目標に現在ボストンにて修行中。

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