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HARVARD SQUARE REVIEW + hitomedia™







ハーバードビジネススクールの英語

ご無沙汰しております。


更新しようしようと思っていながら早2カ月強。一心不乱の勉強生活でろくに外出もできずようやく入った冬休みは放心状態、年末までほとんど寝込むという何とも不健康な生活を送っておりましたHiroです。あれだけ生活のすべてを投入した勉強であっても冬休み明けの成績表は落第ぎりぎりという、何とも日本人として不名誉な結果に終わりました。


何が自分を本当に苦労させているのか、割とチャレンジが好きな自分であってもこのハーバードビジネススクールのプレッシャーは相当こたえます。商社時代に苛酷なアフリカを駆け巡っていて体力と精神力だけは(知力・・?)自信があったものの、全世界から集まった優秀な頭脳には所詮B29に竹槍で突撃するようなもの。2学期に向けて大幅に戦略修正を迫られています。今回は日本人留学生なら必ず苦労する英語の問題を、ハーバードビジネススクール特有の事情とからめお伝えしたいと思います。


一部の方はご存知かもしれませんが、ハーバードビジネススクールの成績はほとんどの科目で発言50%, 最終試験50%の割合で評価されており、授業中全ての発言が教授によって記録され、頻度及び発言のクオリティで評価されます。かつ各科目の成績は全て相対評価、クラス下位10%には自動的にカテゴリー3という成績がつき、これを1年間で半分以上取ると進級もしくは退学の審査に引っ掛かるという、げに恐ろしき制度となっています。アメリカ人であれば半分以上がイェール、プリンストン、ハーバード、ダートマス等のIvy出身者の中、日本人が最終試験で奇跡的に挽回するのは不可能に近く(中には見事の挽回する日本人もいるにはいますが・・)、発言が成績の重要な位置を占めるといっても過言ではありません。


ですが、、日本の伝統的暗記教育を受けてきた自分にとってこの発言ほど苦痛な物はありません。発言を可能にするには「聞き取り」「考え」「アイデアを組み立て」「機会を捉え」「話す」という5フェーズが必要となります。が、聞き取りもろくに出来ず、かつ経験のないファイナンスや会計の授業ではクラス中にうごめく投資銀行出身者に発言機会を持ち去られてしまう最初の1-2ヶ月。自分のコメントがどのような評価を受けているかもわからず、最終試験の難易度も予測できない中、ただただ意見を思いついた瞬間に弱々しく手をあげ、(聞こえないため空気さえも読めない中)クラスメイト89人を前に下手な英語で発表し続けることになります。初めは教材に書いてある事実の発表に始まり、感想を述べ、聞き取りが出来るようになるにつれ少しずつ授業の進行に合わせた発言を出来るようになるものの、それが出来るようになるのは最終試験も近付いた12月ごろ。割と馴染みのあるリーダーシップやテクノロジー等の授業を除けばあえなく沈没。。というのがよくあるパターンです。


(もちろん、これには各科目3時間程度予習の時間をかけた上での話です)


無論、日本人であっても帰国子女であったりファイナンスのバックグラウンドがあったりするとこの限りではないのですが、自分のように日本生まれ日本育ち、商社での営業一筋というバックグラウンドだと徹底的な敗北を味わう羽目となります。クラスで満足に英語も話せないのは日本人くらいのもので、同じようなバックグラウンドである筈のお隣中国、韓国人の英語の上手さには目を見張ります。日本の英語教育の問題点については数十年来議論し尽くされた感はありますが、少なくとも日本の国旗をかけらでも背負って来ている身で、グロバリゼーションが声高に叫ばれる中、アカデミックな場で満足に議論も出来ない自分に恥ずかしさを覚えたのは言うまでもありません。後期に入り英語にも慣れ、自分の得意とするマクロ経済学の授業ではまだ日本の政策などについて発言する機会はあるものの、日本について世界に発信するレベルにはまだまだ程遠いのが現状です。


国全体として内向き志向が強まっているとされる日本ですが、少しでも日本人による他国とのコミュニケーションを促進できるよう自分で何かできないか考えた次第でした。自分自身の英語能力向上についてはまだまだ考えているプランがありますので、再度ブログにて発表したいと思います。


それでは、次回は趣向をかえハーバードビジネススクールの授業について紹介してゆきたいと思っています。

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プロフィール

ハーバードブロガー:桑島 浩彰
桑島 浩彰(くわじま ひろあき/Hiro)
1980年京都生まれ金沢育ち、北陸をこよなく愛する26歳。現在ハーバードビジネススクールにてMBA取得に向け格闘中。2003年東京大学経済学部卒業後、大手総合商社にて4年間コーヒー豆取引にて主にアジア・アフリカを担当。私費留学。出身地及び商社勤務中の経験から、国内外の経済格差解消を生涯の目標に現在ボストンにて修行中。

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