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齋藤 宏一(さいとう こういち)

「Harvard Law School留学記」



HLSのカリキュラム

HLSには、大きく分けて3つのカリキュラムがあります。


ひとつがJ.D.という3年間のコースで、法律を初めて学ぶ学生のためのコースです。日本の大学と異なり、米国では法律は学部レベル(Undergraduate)では勉強せず、4年間のUndergraduateで法律以外の教科を勉強し卒業して初めて入学資格が与えられます。J.D.コースは毎年550人強(2007年は558人)の人が入学しています。そのほとんどが米国人ですが、たまに留学生もおります。


J.D.コースでは、1年(俗に"One L"と呼ばれております。)時に必修科目である基礎科目(Civil Procedure、Torts、Criminal Law、Contracts、Propertyなど)を勉強します。2年・3年(2L/3L)時は選択科目です。


2つ目がLL.M.で、法学修士に相当するコースです。LL.M.の学生は、1年間という短い期間の間に、必修・選択科目の中から自分の好きな科目を選んで取ることができます。LL.M.の学生は、卒業時までに、ペーパーの提出が義務付けられております。ペーパーの種類は3種類あり、Short paper(25ページ以上)、Long paper(75ページ以上)、LL.M. Thesis(出版に値するレベルのもの)の3種類です。ちなみに、Long paperを書く場合、10月19日までにSupervisorとなる教授のOKをもらって教務掛に登録する必要があります。私はLong paperを書こうかと意気込んでいたのですが、普段の授業の予習の大変さに圧倒され、Short paperを書くことにしました。


3つ目はS.J.D.で、法学博士に相当するコースです。S.J.D.の学生は、LL.M.とほぼ同様のカリキュラムをこなした後、Oral ExaminationとDissertation Requirement(論文)の提出が必要となります。Dissertationでは、提出後に審査委員会の場でのOral Defense(委員から口頭での厳しい質問に答える場)を経なければなりません。S.J.D.は最難関のカリキュラムで、Degreeを取得するのは一筋縄にはいきません。多くのCandidateが道半ばにしてDropしてしまいます。


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プロフィール

ハーバードブロガー:齋藤 宏一
齋藤宏一(さいとう こういち)
Harvard Law SchoolにてLL.M.(Master of Law)を専攻。法学部を卒業後、都内の法律事務所に在籍し、現在に至る。 専門分野は、Corporate Law(会社法)、Securities Regulation(証券取引法)、M&Aなど。

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