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齋藤 宏一(さいとう こういち)

「Harvard Law School留学記」



オリエンテーション

もうだいぶ前のことになってしまいますが、クラスが始まる前の2週間くらいの間、LL.M.の学生向けにオリエンテーションがありました。


オリエンテーションは、米国で法律を学んだことのない人がほとんどのLL.M.向けのアメリカ法入門と学校のアドミニ的な説明から構成されており、オリエンテーション期間の最後に、簡単なテストがありました。


オリエンテーション期間中は、キャンパス内のあちこちにHLSの旗や飾りが付けられて、とても賑やかで新鮮な雰囲気でした。


これが図書館の入っているLangdell Hallに付けられたオリエンテーションの垂れ幕です。


そしてこれがLangdell Hallの前の広場に飾られたHLSの旗です。


オリエンテーションで最初に行われたセッションの内容は、Plagiarism(盗用)の重大性とPlagiarismとそうでない場合との区別という内容の講義だったので、ビックリでした。後で聞いた話によると、つい数年前に、HLSにてPlagiarismが大きな問題になったことがあったらしく、そのことも影響しているのではないかと思います。いずれにせよ、米国の大学では、Plagiarismに対して、非常に厳格な態度で臨んでいます。


オリエンテーション期間中は、多くの新しい友人ができました。
カナダ人の若い学生、韓国人の裁判官、検察官、弁護士、憲法学者、香港人の弁護士、パキスタンの役人、フランスの弁護士等々、多くの友人ができました。私を含め、みんな異なる法体系から来た人々ですが、少し話をすればすぐに理解しあえるようになりました。


オリエンテーションの最終日に、DeanのElena KaganからWelcome Speechがありました。場所はMemorial Hallで、中世の教会風の立派な建物でした。Deanからは歓迎と励ましのことばをいただいたのですが、さすがHLSのDeanと思えるような滑らかなスピーチでした。


そのあと、Welcome ReceptionがMemorial Hallであり、そこでビールやワインを飲みながら、多くの1Lの学生やLL.M.の学生らと談笑しました。驚いたことに、何人かの1Lの学生から日本語で話しかけられました。ある1Lの学生は、佐賀で英語の教師をしていたらしく、私に佐賀弁を教えてくれました。また、ある学生は早稲田へ日本語の勉強に留学していた経験があるらしく、Harvardのスクールカラーと同じクリムゾンのTシャツを着ていたのですが、胸のロゴは"Harvard Law School"ではなく、漢字で「早稲田」でした。


日本に対する親近感・興味・関心を抱いているHLSの学生は意外にも多く、LL.M.の友人のスイス人も、昔福岡にホームステイをしていたことがあるらしく、私と不自由なく日本語で会話をできるほどでした。別の機会で会ったトルコ人の研究者の方も日本語が達者で、その会合に来ていたスイス人の友人と日本語で会話をしていました。トルコ人とスイス人が日本語で会話をしている風景なんて、Harvardならではの風景だと思います。

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プロフィール

ハーバードブロガー:齋藤 宏一
齋藤宏一(さいとう こういち)
Harvard Law SchoolにてLL.M.(Master of Law)を専攻。法学部を卒業後、都内の法律事務所に在籍し、現在に至る。 専門分野は、Corporate Law(会社法)、Securities Regulation(証券取引法)、M&Aなど。

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