このページの先頭

HARVARD SQUARE REVIEW + hitomedia™






  • ブログトップ
  • >Legislature of North America(北米議会)へようこそ-1!

Legislature of North America(北米議会)へようこそ-1!

今学期最もエネルギーを注力した(せざるを得なかった・・)授業が「米国議会と立法(US congress and lawmaking)」。そのハイライトである4-5時間(昨年は6時間と聞いていましたが)にも及ぶ"Floor section(本会議での投票)"が昨日終わりました。

このクラスでは全員が議員・ロビイスト・記者のいずれかに割り振られ、最終的なFloorで自分たちの法案を通すためにあらゆる手段を駆使してバトルする、というこれまで受講した科目の中で、いい意味でも悪い意味でももっともケネディなクラスです。政治の何たるかを頭と体で学ぶ暑すぎる授業でした。

基本的に「アメリカ人の、アメリカ人による、アメリカ人のため」のクラス。この2年間で精神的に最もタフだったクラスでした。

純粋な課題の量を別にすると、以下の4つによりメンタルなタフさが決まるわけですが、

1.アメリカ人が多いか少ないか
2.扱う内容がアメリカのものに偏っているかいないか
3.自分が内容に詳しいか否か
4.激しい語学力が必要か否か

このクラスは、

・ほぼアメリカ人(しかも政治が好きな何だかゴツイ連中)
・内容はアメリカ政治・議会のみ
・政治好きとはいえ、アメリカ人に比べれば赤子同然の知識量(中間試験で問われたのがアメリカ上院金融委員会の代表と共和党側の代表メンバーの名前など・・当然轟沈しました)
・激しく語学力が要求される(政治は言葉が全て、と言った人もいましたよね)

ということで、実にマイノリティ感満載。しかもどうせなら「一人の議員として一票の重みがある共和党に!」と私が選んだRepublicanの議席数(16議席)は25%を占めるのみ。対する民主党は44議席(68%)を占めます。要するにminority of minorityというのが私の立場。痺れるような「マイノリティ感」をぞくぞく味わうことができるのです。止せばいいのに僕はついついこういう科目を取ってしまう傾向があるのですが、それにしても大変でした。

アメリカ人たちが嬉々として自分のホームタウンを選挙区として選ぶ中、「選挙区がないの?なら好きなところ選んでいいよ」と冷ややかなアドバイスを受け、日系人の多いハワイという苦肉の選択をした私がアサインされたのはCommerce Committee。住宅金融関係、イノベーション(R&Dとか)関係、インフラ(道路整備とか)関係の三つのサブコミッティが設けられ、私は住宅・金融関係の委員会に所属しました。

このクラスでは、「前半は頭で、後半は気合で学べ」というのが教授のモットーなのですが、授業の後半はほとんどが議場での投票に向けた政治となります。公式なステップとしては委員会審議→委員会での法案修正・投票→議場での法案修正・投票となりますが、授業外でのやり取りがめちゃくちゃ多い(共和党集会・sub-committeeの集まり・ロビイストとの接触など)。もう口先だけの同盟やブラフや駆け引きがばしばし飛び交います。このクラスのために送信・受信したメールの数・それに外部でのミーティングの数のすごさといったら私が受講したどのクラスをも超えております。

一昨日も本会議前日の昼くらいに「法案一覧」が送られてきたのですが、これも150ページ。しかもその後すぐ、「我らが共和党の皆さん、われわれは少数派として最後まで戦わなければならない!明日朝までにすべての法案に目を通し、一人3つの修正案を用意せよ!!」。そこから「共和党の戦略」から「法案の優先順位」から「怪情報」など山のようなメールが行き来し、私は完全に「諸行無常の響きあり」というスタンスを取ることになりました(謎)

さらにこのクラスの動きは新聞記者を割り振られた生徒がアップするブログによって逐一アップデートされていました。

しかし、king of minorityの私が新聞に登場したのはわずかに一回

Rep. Taka (R-HI) expressed concern about the budget of $15 billion being too small, especially when dealing the weakened banking sector and losses of up to $1 trillion, earning applause from his fellow congressmen.

「タカ議員(共和党-Hawaii)は、世界全体で1兆ドルにも及ぶ(サブプライムの)損失により弱体化した銀行セクターの問題を解決するには(法案の予算)150億ドルでは小さすぎる、と懸念を述べ、他の議員たちから拍手喝采を受けた」

ということで、次回は私のシミュレーションについて少し触れたいと思います(これの振り返りを2250字でやれ、というのが最終課題なので)。

はてなブックマーク Yahoo!ブックマーク del.icio.usブックマーク Livedoorクリップ Buzzurlブックマーク Bloglines Choixブックマーク

コメント

コメント790. RichardMAILURL|2017/01/26 00:37

Do you have a spam problem on this site I also am

コメント787. 匿名MAILURL|2017/01/25 20:51

Do you have a spam problem on this site I also am

この記事へのコメントをすべて見る

コメントの投稿

コメント投稿フォーム

トラックバック

この記事に対するトラックバックURL:
http://mt.hsr.hitomedia.jp/mt-tb.cgi/276

プロフィール

山崎 貴弘
山崎貴弘(やまさき たかひろ)
MPI(Management Policy Institute)フェロー。2002年京都大学法学部卒業。現在、ハーバード大学Kennedy School of Government、MPP(Master in Public Policy)プログラム在籍中。Ezra Vogel教授の元で開催されるハーバード松下村塾幹事(2007年度)。
MPI:http://www.mpi-net.org/

ハーバードブロガー


月別アーカイブ


カテゴリー


外部ブロガー

RSS