気合@Harvard
先日、卒業を前にアメリカ人の親友Cと再びランニングする機会がありました。今思えば彼とは、授業前のオリエンテーションの時期に「一緒に走ろうぜ」と健康フリークなアメリカ人エリートらしいオファーを受けたとき以来の付き合いです。彼によれば「面白そうな奴をみつけたらとり合えず走りに誘うのが友情をはじめるand深めるのに一番いい」らしいです。
昨セメスターは彼がハーバード・ロースクールに行っており(二つの学位を取れるプログラムに所属)会う機会がなかったので、今回はそのまま二人でバーに行き、最後の語りと相成りました。そこで彼がしみじみと「Taka、お前の英語は本当にうまくなったな。信じられないよ」一言(いや、こちとら最初にお前とランニングに行ったときもしっかりコミュニケーションできてたと勘違いしてたんすけど・・)。
しかし冷静に考えると走りながら英語をやり取りする、というのは当時の私にとってはかなり大変でしたから、Cからすると理解不能だったんでしょうね。そのくせその後も何度かランニングに誘ってくれたのはありがたかったですが。
他にも、入学式直後にクラスで他己紹介のペアを組んだJも「すまん、あの時はお前が何を言っているか全く分からずTakaのことをクラスにきちんと紹介できなかった。けど、お前だって俺の言っていることを全く分かってなかったよな。でも、今はとても進歩しているね」と言っておりました。一般的にアメリカ人はほめるのが大好きなので割り引かないとダメですが(例えば僕がB-をとっても「Taka、アメリカの議会でB-(下位5%)なら上出来だよ!すごいよ!」みたいな全く根拠のない褒め方をしますが)、かなりの向上を実感しています。
結論として「2年ここにいて、結局英語力はどうなったの?」という質問に対しては、「飛躍的に上昇したが、求められるレベルから見たら未だに赤子同然」と答えておくことにします。
ということでその飛躍幅(到達水準は低い・・)は類まれなる成果なのですが、これは自慢でもなんでもなく単に「こんな英語力でケネディスクールorハーバードに入った人は有史以来初めて」という事実のおかげに過ぎません。出発点が誰よりも低い訳ですから、伸び率・伸び高ともに私が学校一(これが唯一の学校トップ?!)というのは難しくない(例えば最初10点の生徒を50点にするのは簡単でも、はじめから70点の生徒を90点にするのは難しいのと同じ)。
ただ、毎晩のパーティのおかげでリスニング、それにスピーキングの「リエゾン」と「アクセント」については目立って向上しました。一方で文法や単語力、読み書きの能力(普通日本人は留学中にこの能力が上達するのですが・・)、それに格好いい言い回しなどはほとんど改善された実感がありません。確かに宿題のリーディングもさぼってばかりでしたから、読み物のスピードが速くなるわけ無いですね・・
ということで、実践的な英語力の向上には授業よりもはるかに「聞くと話す」の時間が長くなるパーティがおススメであります(と学業放棄の原則を擁護)。僕の英語上達戦略はうざがられてもとにかくコバンザメのように(他の国でもいいですが、アメリカ人の英語とはやっぱり別物と理解したほうが良い。ここでは脱亜入米で!)アメリカ人にへばりつく時間を可能な限り多くとって「マネる」こと。ただ、気をつけないといけないのは、私の親友の一人がゲイであるため、あまり忠実にマネしすぎると、他の連中から「Taka、お前の英語は何だか女の子みたいだぞ」と指摘される場面があり、大いに悩んだ。。というような珍事も。
いずれにしても世界のレベルで見ればまだまだ赤子同然ですから、恐らく英語はこれから日本に戻ってしっかりやり直す、ということになるようです。でも、友人作り(だけ?)に励んだ二年間の成果を今後もしっかり発揮すべく、これからも積極的に仲間とコンタクトし、英語力と世界へのアンテナの感度を低めないよう努力したいと思います。ということで仕事とMPIが忙しくなる前に、早速東京を訪れているHBSのアメリカ人と旨いものでも食べてくることとしますか(旨いものを食べるならやっぱり金の匂いのするビジネススクールの友人とですからなあ)・・
