「ハーバードから見える景色~Standing on the shoulders of giants~」
1.深夜のご乱心、か?
「来年40歳になる女優は誰じゃー?」と、深夜の3時にインターネットを血眼になって探しているのは、何もそれが趣味であるからではない。ハーバードでの2年間の留学生活を締めくくることになる、とある課題のために探しているのである。
「一体、何の課題だよ!?」
と突込みが入りそうなので、少しばかりご説明申し上げたい。
2.留学生活最後の課題とは?
今学期は、6つ授業を取っているのだが、そのうちの一つが「メディアとヘルス・コミュニケーション」という授業。簡単にその内容を言えば、
「マスメディアを使って、人が健康になれるようなことをサポートできたらいいね」
というものだ。
授業を教えるのは、Jay Winstenという、ヘルスコミュニケーションの世界では有名な教授。Jay教授を一躍有名にしたのは、飲酒運転による死亡を防ぐために、ハリウッドと組んで行った一大キャンペーンである。
飲酒運転の防止といえば、「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」というキャッチフレーズが思い浮かぶ。だがJay教授がとったのは、そのような「○○するな」というよくある作戦ではなく、「○○をしよう」という、ポジティブなメッセージを発信したところが、ユニークなところだ。
ではJay教授は、何をしようとアメリカ国民に提案したのか?
3.指名ドライバーとは?
Jay教授が提案したのは、Designated Driver(指名ドライバー)という制度。
指名ドライバーとは、元々スカンジナビアン諸国で生まれた概念で、飲酒運転を無くすための仕組みである。グループでお酒を提供する飲食店やパーティーに車で行った場合、そのうちの一人が「指名ドライバー」となり、お酒を一切飲まず、責任持ってみなを家まで送り届ける、というものだ。
指名ドライバーは、周囲からお酒を飲まない人だと認識され、まわりもお酒を勧めないというルールを作ることにより、飲酒運転をなくそうという試みだ。
視聴率が50%をゆうに超える、アメリカのスーパーボールの試合の間にも、この指名ドライバーのCMが流れていることからも、Jay教授の行ったキャンペーンのスケールの大きさが計り知れる。
(スーパーボールでの、指名ドライバーのCM)
1988年に始まったこの一大キャンペーンは、飲酒運転による死亡者を大幅に下げ、1998年度までの10年間で、5,000人以上の人の命を救ったと報告されている。お見事。
4.で、どうして深夜に40歳の女優を探していたのか?
話がすっかり横道にそれてしまったが、私は日本における乳がんキャンペーンに課題として取り組むことにした。乳がんは、早く見つければ見つけるほど、その後の生存率が高いため、乳がん検診を受けることは健康上大きな意義がある。だが日本の問題点は、乳がん検診率が、他の先進諸国と比較して異常に低いことである(日本20-30% vs 米国70%)。
そのようなわけで、乳がん検診率を向上させるためのキャンペーンを考えるのが、ハーバードでの最後の課題となった。キャンペーンの一つとして、有名女優を起用して国民にメッセージを発信する、という案を入れたのだが、そこではどうしても40歳の女優を起用したかったので(日本では40歳になると乳がん検診を受けるよう、国のガイドラインで定められている)、冒頭述べた深夜の奇行に及んだわけである。
ともあれ、課題も無事終わり、ハーバードでの全ての宿題が終了した(授業自体は、もう少し続く)。
今まで多岐にわたり私のような若輩者をサポートして頂いた皆様、本当にありがとうございました!!!まだまだ門前の小僧ではありますが、これからも日本の、そして世界の健康と元気と幸せと安心に少しでも寄与できるよう、猪突猛進して参りたい所存でございます。
PS.ちなみに全くの余談ですが、懸命な検索の結果、「飯島直子さん」をスポークスマンとして起用することにしました。
タバコのキャンペーン、
今日の講義でお話されていたのはこのことですか?!
アテントのCMの裏話も興味深かったです!
こんにちは。
もし、この書き込みが、ふさわしくない様でしたら、削除していただいて構いません。
私は、今、NYの大学で、ミュージカルの勉強をしているのですが、先日、静岡県にある、母校(高校)から連絡がありまして、来年、70周年(?)を迎えるにあたって、ハーバード大学の学生を一人、招待して、簡単な講演をして貰いたいそうです。
学校側の希望としては、ネイティブのアメリカ人の方に来て欲しいそうです。
静岡は、日本の中でも都会とはとても言えない街なので、生徒さんたちにも、ネイティブのアメリカ人の方と触れ合うという経験をさせてあげたいとのことでした。
私が、通訳などのお手伝いをするために、一緒に日本にいくので、日本語が喋れない方でも結構です。
2009年の、11月21日が講演の日なので、18日にNY(又はボストン)を発ちまして、23日前後に帰国していただく予定です。
ホテル代などは、すべて、学校側が負担します。
お手数かとは思いますが、もし可能な様でしたら、誰か、紹介していただけませんでしょうか?
または、どこか、コンタクトを取った方がいいような団体などがあれば、そちらも教えていただけると、ありがたいです。
宜しくお願いします。
ami

はじめまして。
国内の大学への進学が決まり、将来の夢実現のために日々どうしていこうか考え中の18歳です。
高校でラクロスをしていて、親近感が湧いたのでメールさせてもらいました。
近い将来、ハーバードの大学院への進学を夢見ています。
随分前のことかもしれませんが、ハーバードへ行かれるきっかけやそのいきさつなど、もしよければ聞かせください!